口和の魅力を深堀取材!
#口和が好き

#口和が好き 001 和げん・新月マルシェ

~その誕生とこれから~

口和町大月 

口和「新月マルシェ」の会

#口和が好き 3 2023年3月20日

ここは昭和の趣がある立派なお宅。その一角に、お蕎麦、サンドイッチ、ハンバーガー、焼き菓子、お漬物、お餅、チーズ、パン、布製品などが並び、いろいろ迷ってしまいます。

という訳で、今回は口和町大月の「フリースタイルハウス・和(わ)げん」で開かれている「和げん・新月マルシェ」におじゃましてきました。「新月マルシェ」はその名の通り、基本的に新月の日に「和げん」で開かれ、口和町内やその近隣からのお店が並びます。

「新月マルシェ」の第1回は、2020年1月25日に開かれました。その物語は「和げん」のオーナー・三上紀子さん、「手作り工房アーミッシュ」の宮野雅子さん、「ふくふく牧場」の福元奈津さん、「上田農園」の上田千絵さん、そして「せせらぎ加工所」の熊本満寛さんの5人からはじまります。

ご自宅敷地内の使っていない建物で、後の「和げん」となるレンタルスペースを計画していた三上さんは、2019年の暮れ、宮野さんに相談しました。すると、宮野さんは喜んでオープニングイベントへの出店を申し出てくれました。 三上さんは次に、もともとそこで子ども英語塾をしていた福元さんにもこのお話をしました。すると、福元さんは、「それはいろんな人に知らせたほうがいい!」と考え、さっそく出店仲間に声を掛けてくれました。すると、みるみる6軒のお店が集まりました。

そうなると、三上さんが「こんなに集まってくれるなら、たくさんお客さんをよばなくちゃ!」と考え、絵の上手な上田さんにオープニングイベントのチラシを作ってもらいました。

たくさんのお客さんのための駐車場を心配していたら、熊本さんが用意してくれました。

三上さんは、オープンを「旧暦の元日=1月25日」と決めていたのですが、福元さんにこのお話をしたのが1月9日でオープンが25日なので、おどろくほど短い間にいろいろなことが決まっていったのです。

イベント名は旧暦の1日、つまり新月の日なので「新月マルシェ」にしました。ただし、このときはあくまで「和げん」のオープニングイベントで、その先のことは決まっていなかったそうです。 「和げん」という名は、お経のひとつである無量寿経(むりょうじゅきょう)に出てくる「和顔愛語 先意承問(わげんあいご せんいじょうもん)」からとられていて、これは、「表情はやわらかく、言葉はやさしく、相手のこころを汲み取ってよく受け入れる(WEB版 浄土真宗本願寺派 仏教語豆辞典より)」という意味だそうです。ここにあつまるみんなにぴったりな言葉だなぁと思います。

そして迎えたオープンの日は、たくさんの人で賑わいました。とても楽しいイベントだったので、お店のみなさんのなかに「この先もつづけたい」という気持ちが芽生え、そこから「口和『新月マルシェ』の会」が誕生しました。

ところで、2020年1月といえば……そうです、まさに新型コロナウイルスの拡大前夜。時代は、イベントを開くことが難しくなっていきます。生まれたばかりの「新月マルシェ」の運命は…。しかし、このピンチもみんなのいろんなアイデアで乗り越えていくのです。

「立ち止まらずに買い物をするウォークスルー・マルシェ」や、「注文販売」、そして満月の日に出張して開かれる「おでかけ満月マルシェ」も誕生しました。

おでかけするようになると、「庄原駅前フェスタ」など、少しずつ再開されてきた他地域のイベントにも呼ばれ、モーモー物産館と鮎の里のリニューアルイベントにも駆け付けました。さらには、コンサート、体験教室が開かれるなどイベントの幅も広がっていきました。

また、毎回、家主の三上伸之さんが生けた素敵なお花がお出迎えしてくれるのも楽しみのひとつになっています。

こうして「新月マルシェ」は、今年で4年目に入り、この2月で33回を数え、会員は12軒に増え、出店数は30店舗を超えました。

今回、出店されているみなさんに「新月マルシェ」の魅力を聞くと、みなさん同じように「ここでできた人のつながり」や「この場所の空気感やあたたかさ」という答えが返ってきました。  ここで大きく儲かるわけではありませんが、ここにいることが幸せ、ここでのつながりが幸せと思えること、そしてつながりが外へも広がり、地域のつなぎ役も果たしていること。これが「新月マルシェ」の生み出す価値なのです。

お客さんが多いときは、たくさんの笑顔で賑わい、暇なときはお店のみんなでお茶でも飲んで笑いあう。どっちに転んでも、笑顔で語り合う。つまり「和顔愛語」。

きっと、この建物もよろこんで「和顔」になっていることでしょう。

三上さんは今後、みんなで集まってわいわい手仕事をしたり、子どもと一緒にいろんな体験をしたりできる「和げんサークル」も考えているそうで、ますます人の「和」が広がりそうです。

とても小さな「和」ですが、「新月マルシェ」を見ていると、地域を本質的に元気にするというのは、案外こういうやり方が近道なんじゃないかなと思いました。

「新月マルシェ」のみなさん、ありがとうございました。

ちなみに、新月の日に開催されるので平日ということも多々あります。なので、お客さんが少ない日もあります。ただ、お客さんとして行く立場からすれば、もし都合がつくのであれば、平日の午前中がおすすめです。商品が選び放題で、お客さんも少ないのでお店のみなさんとの会話も楽しめます。

新月マルシェのインスタグラム

口和自治振興区 地域マネージャー 松本 晋太

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